クリスマスってどんな日?子どもに聞かれたらどう答える?
クリスマスが近づくと、街にはイルミネーションが輝き、家ではクリスマスツリーを飾ったり、ケーキや料理を囲んだりして楽しむ家庭も多いですよね。
そんなクリスマスについて、子どもから
クリスマスって何の日?
どうしてクリスマスツリーを飾るの?
と聞かれて、どう説明すればよいのか迷ったことはありませんか?
クリスマスには、イエス・キリストの誕生をお祝いするという意味があります。
しかし、現在では宗教に関係なく、家族や大切な人と楽しく過ごす冬の行事として世界各地で親しまれています。
この記事では、クリスマスの由来や12月25日になった理由、クリスマスツリーやサンタクロースの意味について、子どもにも伝えやすいようにわかりやすく解説します。
1. クリスマスとはどんな日?
まずは、クリスマスがどのような日なのかを確認してみましょう。
子どもに説明するときは、難しい宗教の話から始めるよりも、「大切な人の誕生をお祝いする日」と伝えるとわかりやすくなります。
① イエス・キリストの誕生をお祝いする日
クリスマスは、キリスト教でイエス・キリストの誕生をお祝いする日です。
「Christmas(クリスマス)」という言葉は、「Christ(キリスト)」と「Mass(ミサ・礼拝)」に由来するとされています。
つまりクリスマスは、もともとはキリストの誕生を祝い、祈りをささげる大切な日でした。
★子どもに伝えるなら:
「クリスマスは、イエス・キリストという人が生まれたことを、みんなでお祝いする日なんだよ」と説明するとわかりやすいでしょう。
② 現在は家族や大切な人と過ごす冬の行事
現在のクリスマスは、キリスト教の行事というだけではありません。
日本では、クリスマスツリーを飾ったり、家族で料理やケーキを食べたり、子どもにプレゼントを贈ったりする冬の楽しいイベントとして定着しています。

国や家庭によって過ごし方は異なりますが、「家族や大切な人と一緒に過ごす」という点は、クリスマスの大きな魅力といえるでしょう。
2. クリスマスの由来を子どもにわかりやすく説明しよう
クリスマスの由来には、キリスト教の歴史が関係しています。ここでは、子どもにも説明しやすいように簡単に紹介します。

① イエス・キリストの誕生を祝う行事から始まった
『イエス・キリスト』は、約2000年前に生まれたとされ、のちにキリスト教でとても大切な存在となりました。
その誕生をお祝いする行事として広まっていったのがクリスマスです。
ただし、聖書にはイエス・キリストが12月25日に生まれたとは書かれていません。
② 12月25日は「誕生日」とは限らない
「クリスマス=イエス・キリストの誕生日」と説明されることもありますが、正確にはイエス・キリストの誕生を記念してお祝いする日と考えるとよいでしょう。
12月25日がクリスマスとして定着した理由にはさまざまな説があり、古代ローマで冬の時期に行われていた祭りなどとの関係も指摘されています。
★覚えておきたいポイント:
12月25日は「イエス・キリストが確実に生まれた日」という意味ではなく、誕生をお祝いする日として定着したものです。
3. なぜクリスマスツリーを飾るの?
クリスマスといえば、きれいに飾られた『クリスマスツリー』を思い浮かべる子どもも多いでしょう。
ツリーに使われる木や飾りにも、それぞれ意味があります。

① 冬でも緑の木は生命の象徴
クリスマスツリーには、モミの木など一年中緑の葉をつける常緑樹がよく使われます。
寒い冬でも緑を保っていることから、昔のヨーロッパでは生命や希望の象徴として大切にされてきました。
② ツリーの一番上の星にも意味がある
クリスマスツリーの一番上には、星を飾ることがあります。
これは、イエス・キリストが生まれたとき、その場所へ人々を導いたと伝えられる「ベツレヘムの星」を表しているとされています。
そのほかにも、ベルやキャンディー、ライト、丸いオーナメントなど、クリスマスツリーにはさまざまな飾りがあります。
4. サンタクロースの由来は?
子どもたちにとって、クリスマス最大の楽しみといえば『サンタクロース』かもしれません。
実は、サンタクロースにもモデルになったとされる人物がいます。

① モデルは聖ニコラウスといわれている
サンタクロースのモデルになったとされているのが、4世紀ごろに現在のトルコ周辺で暮らしていたとされる『聖ニコラウス』です。
聖ニコラウスは、困っている人や子どもたちを助けたことで知られています。
その話がヨーロッパ各地へ広まり、長い年月をかけて現在のサンタクロースのイメージへとつながっていったと考えられています。
② プレゼントを贈る習慣につながった
聖ニコラウスには、貧しい人の家へこっそり贈り物を届けたという伝説があります。
こうした逸話が、クリスマスに子どもたちへプレゼントを贈る習慣のひとつの由来になったといわれています。
★子どもに伝えるなら:
「昔、困っている人や子どもたちにプレゼントを届けていた、とても優しい人がいたんだよ。その人のお話がサンタクロースにつながっているんだよ」と伝えるとよいでしょう。
5. クリスマスにプレゼントを贈るのはなぜ?
クリスマスには、家族や子ども同士でプレゼントを贈る習慣があります。
その背景には、いくつかの意味や伝承があります。
① 大切な人へ思いやりを伝えるため
クリスマスプレゼントには、単に物を渡すだけでなく、相手を大切に思う気持ちを伝えるという意味があります。
高価なプレゼントである必要はなく、カードを書いたり、手作りのものを贈ったりするのも立派なクリスマスプレゼントです。
② 「もらう」だけでなく「贈る」楽しさも教えられる
子どもにとってクリスマスは「サンタさんからプレゼントをもらう日」というイメージが強いものです。
しかし、家族でプレゼントやカードを交換すれば、「誰かを喜ばせることも楽しい」という気持ちを伝えるきっかけになります。
6. クリスマスイブとクリスマスの違い
12月24日の「クリスマスイブ」と、12月25日の「クリスマス」。
似た言葉なので、子どもから違いを聞かれることもあります。

① クリスマスは12月25日
一般的に、クリスマスとして知られているのは12月25日です。
イエス・キリストの誕生を記念してお祝いする日とされています。
② クリスマスイブは12月24日の夕方から
「イブ(Eve)」は「evening(夕方・晩)」につながる言葉で、もともとはクリスマスの前日の夜という意味ではなく、「クリスマスが始まる夜」という考え方があります。
昔のキリスト教社会では、日没から新しい一日が始まるという考え方があり、12月24日の夕方からクリスマスのお祝いが始まりました。
7. 日本ではいつからクリスマスを祝うようになったの?
現在の日本ではすっかり定着しているクリスマスですが、日本にも長い歴史があります。
① 日本に伝わったのは16世紀ごろ
日本でクリスマスが伝えられたのは、キリスト教を伝える宣教師が来日した16世紀ごろとされています。
その後、キリスト教が禁止された時代には一般的な行事ではなくなりましたが、明治時代以降になると再びクリスマス文化が広がっていきました。
② 現在は日本独自の楽しみ方も定着
現在の日本では、宗教行事としてだけでなく、家族や友人と楽しむ季節のイベントとしてクリスマスが親しまれています。
クリスマスケーキを食べたり、街のイルミネーションを見たり、家族でプレゼント交換をしたりするのも、日本で定着した楽しみ方です。
8. 子どもにクリスマスを説明するときのポイント
クリスマスには長い歴史がありますが、小さな子どもにすべてを詳しく説明する必要はありません。
年齢に合わせて簡単な言葉を使いましょう。
① 小さな子どもには短く伝える
幼児くらいの子どもには、次のように伝えるとわかりやすいでしょう。
★子どもに伝えるなら:
「クリスマスは、イエス・キリストという人が生まれたことをお祝いする日なんだよ。今では家族や大切な人と一緒に楽しく過ごす日にもなっているんだよ」
② ツリーやサンタの話と一緒に伝える
歴史だけを説明すると、子どもには少し難しく感じられることがあります。
「どうしてツリーを飾るの?」「サンタクロースはどこで生まれたの?」など、子どもが興味を持ちやすい話題から説明してあげると、クリスマスについて楽しく学べます。
③ 家族でクリスマスを楽しみながら話す
クリスマスツリーを一緒に飾ったり、クリスマスカードを書いたりしながら由来を話すのもおすすめです。
「プレゼントをもらう日」だけではなく、家族や大切な人を思いやる日として伝えてみるのもよいでしょう。
9. クリスマスについてよくある質問
ここでは、クリスマスについて子どもから聞かれやすい疑問をまとめました。
① クリスマスはイエス・キリストの誕生日なの?
12月25日が実際の誕生日だったかどうかはわかっていません。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を記念してお祝いする日と考えるのがわかりやすいでしょう。
② クリスマスイブは何の日?
クリスマスイブは12月24日の夕方から夜を指します。
昔は日没から新しい日が始まるという考え方があり、24日の夕方からクリスマスのお祝いが始まりました。
③ なぜクリスマスツリーはモミの木なの?
モミの木などの常緑樹は、寒い冬でも葉が緑色のままです。
そのため、生命や希望の象徴として大切にされ、クリスマスツリーに使われるようになったとされています。
④ サンタクロースはどこで生まれたの?
サンタクロースのモデルは、困っている人や子どもたちを助けたことで知られる聖ニコラウスだといわれています。
その伝説が長い年月をかけて現在のサンタクロースにつながりました。
⑤ クリスマスはキリスト教の人だけの行事なの?
もともとはキリスト教の行事ですが、現在では日本を含む多くの地域で、宗教に関係なく家族や大切な人と楽しむ季節のイベントとして親しまれています。
10. まとめ|クリスマスの意味を知って家族で楽しもう
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝い、家族や大切な人への思いやりを感じられる冬の行事です。
クリスマスは、もともとイエス・キリストの誕生をお祝いする行事として広まりました。
12月25日が実際の誕生日だったかはわかっていませんが、現在では世界各地でクリスマスを祝う日として定着しています。
クリスマスツリーには生命や希望、サンタクロースには人を思いやり贈り物を届けるという背景があります。
子どもには難しい歴史を細かく説明するよりも、「大切な人の誕生をお祝いして、家族や大切な人と楽しく過ごす日」と伝えると理解しやすいでしょう。
クリスマスツリーを飾ったり、料理を楽しんだりしながら、今年は親子でクリスマスの由来について話してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。