具体的な仕事内容や向いている警備の種類とは
「本業の収入にもう少しプラスしたい」
「休日を使って副業をしたい」
と考えたとき、候補のひとつになるのが警備員の仕事です。
警備員というと、工事現場で車を誘導している姿を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし実際には、商業施設やオフィスビルで働く施設警備、イベント会場の雑踏警備、駐車場の警備など、仕事内容はさまざまです。
勤務先によっては土日だけ、夜間だけといった働き方ができる求人もあるため、本業を続けながら収入を増やしたい人にも検討しやすい仕事です。
この記事では、副業として警備員を始めようと考えている人向けに、具体的な仕事内容や向いている警備の種類、仕事を選ぶときの注意点を分かりやすく紹介します。
1. 副業として警備員がおすすめされる理由
警備員の仕事にはさまざまな勤務形態があります。
副業として考える場合は、仕事内容だけでなく「本業と両立できる勤務時間か」を確認することが重要です。

①土日だけ働ける求人を探しやすい
警備の仕事には、土日や祝日に仕事が増える現場があります。
代表的なのが、ショッピングセンターの駐車場やイベント会場、スポーツ大会、コンサートなどの警備です。
本業が平日勤務であれば、休日を利用して働ける求人を探すことで、副業として両立しやすくなります。
②夜間勤務という選択肢もある
オフィスビルや商業施設、工事現場などでは、夜間に警備員が必要になる場合があります。
本業の勤務時間によっては、夜間勤務を副業にする方法もあります。
ただし、本業のあとに夜勤を入れると睡眠時間が不足しやすぐなるので、副業収入だけを見るのではなく、翌日の本業に影響しない勤務回数に抑えることが大切です。
③未経験から応募できる求人がある
警備員は、必ずしも最初から警備関係の資格を持っていなければ応募できない仕事ではありません。
未経験者を募集している警備会社もあり、採用後に必要な教育を受けて現場に入るケースがあります。
「警備の経験がないから無理だろう」と最初から候補から外す必要はありません。
④年齢だけで判断せず探しやすい
警備の現場では幅広い年代の人が働いています。
ただし、交通誘導のように屋外で長時間立つ仕事もあれば、施設内を巡回する仕事もあり、体への負担は現場によって大きく異なります。
年齢だけで判断するのではなく、自分の体力や生活リズムに合った警備を選ぶことが重要です。
2. 警備員の仕事は大きく4種類に分けられる
警備員と一口にいっても、すべての警備員が同じ仕事をしているわけではありません。
警備業務は大きく、施設警備、交通誘導・雑踏警備、運搬警備、身辺警備の4種類に分類されています。
副業として求人を探す場合も、どの種類の警備なのかを確認しておきましょう。

①施設警備
施設警備は、オフィスビル、商業施設、病院、工場、公共施設などで建物や利用者の安全を守る仕事です。
- 施設内の巡回
- 出入口の確認
- 来訪者や車両の出入管理
- 防犯カメラの確認
- 開館・閉館時の確認
- 異常が発生した場合の連絡や初期対応
勤務する施設によって仕事内容は異なりますが、交通誘導警備と比べると屋内勤務が多いことが特徴です。
暑さや寒さが苦手な人は、副業探しの際に施設警備を中心に探してみるのもひとつの方法です。
②交通誘導警備
道路工事や建築工事などで、人や車両を安全に誘導する仕事です。
- 工事車両の出入りを誘導する
- 歩行者を安全な場所へ案内する
- 車両を誘導する
- 通行する人に注意を呼びかける
街中で見かける機会が多いため、警備員の仕事として最もイメージしやすいかもしれません。
屋外で仕事をすることが多いため、夏の暑さや冬の寒さ、雨などの影響を受けやすい点は理解しておきましょう。
③雑踏警備
雑踏警備は、多くの人が集まる場所で事故や混乱が起きないように警備する仕事です。
- 花火大会
- 祭り
- マラソン大会
- スポーツイベント
- コンサート
- 各種イベント会場
来場者への案内や誘導を行い、人の流れが一か所に集中しないようにすることも大切な仕事です。
イベントが多い土日や祝日に仕事が入ることもあるため、平日に本業をしている人にとっては副業候補になりやすい警備です。
④運搬警備・身辺警備
警備には、現金や貴金属などを運搬するときの安全を守る「運搬警備」や、人の身体を守る「身辺警備」もあります。
ただし、一般的な副業として警備員を始めるのであれば、まずは施設警備・交通誘導警備・雑踏警備の求人を目にする機会が多いでしょう。
3. 副業ならどの警備員がおすすめ?
「警備なら何でも同じ」と考えて応募すると、実際に働き始めてから想像との違いを感じることがあります。
副業では、本業との勤務時間の相性や体への負担まで考えて選びましょう。
この章の最後に、「私の経験」がありますので、参考までに是非、お読みください。
①平日本業なら土日のイベント警備
月曜日から金曜日まで本業がある人なら、土日・祝日に行われるイベント警備は比較的組み合わせやすい働き方です。
毎週必ず勤務するのではなく、自分が働ける日に仕事を入れられるかどうかを求人応募時に確認してみましょう。
②屋外が苦手なら施設警備
暑さや寒さが苦手な人には、商業施設やオフィスビルなどの施設警備が候補になります。
ただし、「施設警備=座っているだけ」ではありません。施設内を巡回したり、長時間立ったりする現場もあります。
求人を見るときには、「巡回」「立哨」「受付」「モニター監視」など、具体的な仕事内容まで確認することが大切です。
③短期間で働きたいならイベント警備
イベント警備には、特定の日だけ人員が必要になる仕事もあります。
毎週決まった曜日に働くことが難しい人は、スポーツイベントやコンサートなどの警備求人も確認してみましょう。
④安定して続けたいなら固定施設を検討する
毎月ある程度安定して副業収入を得たいのであれば、同じ施設で定期的に勤務できる求人のほうが予定を立てやすくなります。
勤務曜日や時間がある程度決まっていれば、本業や家族との予定も調整しやすくなります。
⑤私の経験
実は私、40代で副業として警備員を始めました。
私が警備の仕事を始めたきっかけは、本業以外の収入を少しでも増やしたいと思ったことでした。当時は40代で、副業として無理なく続けられる仕事を探していました。
そして、警備員に決めた理由は2つあります。
1つ目は、シフト制の求人があり、自分が希望する曜日に働きやすかったこと。
2つ目は、40代だった私にとって、警備の仕事なら同年代や年上の人も働いていて、自分でも始めやすそうだと感じたこと。
実際はというと、自分の希望する曜日で入れてもらえたので、家庭や本業の仕事への影響も少なかった。
ただ、実際に働いて驚いたことが一つありました。
それは警備の仕事は、年齢層が高いと思ってましたが、以外にも20代、30代が多かったことです。
これは私の警備に対する単なる思い込みで、勝手に自分と同じ状況の人が多いと思っていたからだと思います。
そんな私が、副業として特におすすめしたいのは施設警備です。
屋内での勤務が中心なので、交通誘導警備などの屋外勤務と比べて、暑さや寒さ、雨など天候の影響を受けにくいのがメリットです。
勤務先によっては休憩室や更衣室などもあり、長く続けるうえで働きやすいと感じました。
私はその後、副業ではなく本業として警備の仕事に就きました。
最初に副業として経験できたことで、自分に合った仕事なのかを実際に働きながら確かめられたことは、大きかったと思います。
4. 警備員の1日の仕事の流れ
勤務する現場によって異なりますが、警備員の仕事には一定の流れがあります。
副業として初めて働く場合も、基本的には会社や現場責任者の指示に従って行動します。

①勤務場所へ集合する
指定された時間までに勤務先や集合場所へ向かいます。
現場によっては着替えや準備が必要になるため、集合時間と勤務開始時間を間違えないよう確認しましょう。
②仕事内容や注意事項を確認する
その日の配置場所、担当業務、注意点などについて説明を受けます。
工事現場やイベント会場では、その日の状況によって人や車の流れが変わるため、事前確認が重要です。
③担当場所で警備する
決められた持ち場で警備を行います。
交通誘導なら歩行者や車両の安全確認、施設警備なら巡回や出入管理など、担当する警備によって仕事は異なります。
④休憩を取りながら勤務する
長時間勤務の場合は、会社や現場で決められた時間に休憩を取ります。
勤務時間や休憩方法は求人によって異なるため、応募前に確認しておきましょう。
⑤勤務終了後に報告する
勤務終了後は、異常の有無などを報告して業務終了となります。
現場によっては直行直帰できる場合もあります。
5. 副業で警備員をするメリット
警備員の仕事を副業にするメリットは、単純に収入が増えることだけではありません。
生活スタイルに合う求人を選べれば、本業を続けながら無理のない範囲で働ける可能性があります。
①休日を収入につなげられる
何も予定がない休日の一部を副業に使えば、毎月の収入を増やすことができます。
増えた収入を生活費だけでなく、教育費、旅行費、貯蓄などに回すこともできます。
②勤務日を選べる求人がある
警備会社や求人によっては、勤務可能な日を相談できる場合があります。
副業では「週5日勤務できるか」ではなく、月に何日なら無理なく続けられるかという視点で考えるとよいでしょう。
③資格取得につながることがある
警備業務には、施設警備業務、交通誘導警備業務、雑踏警備業務などに関する検定資格があります。
副業として始めた仕事でも、経験を積んで資格取得を目指せば、将来の仕事の選択肢を広げられる可能性があります。
6. 副業で警備員を始める前に確認したいこと
警備員は副業候補のひとつですが、「求人を見つけたらすぐ応募すればよい」というわけではありません。
特に本業がある人は、勤務先のルールや体調管理を含めて判断しましょう。
①本業の会社が副業を認めているか確認する
最初に確認したいのが、本業の会社の就業規則です。
副業について届出が必要な会社もあります。警備会社へ応募する前に、本業側のルールを確認しておきましょう。
②勤務時間だけでなく移動時間も考える
副業では、実際に働いている時間だけでなく、勤務先までの移動時間も負担になります。
例えば8時間勤務でも、往復に2時間かかれば実質的には10時間近く予定が埋まります。
できるだけ自宅から通いやすい現場を選ぶことも、副業を長く続けるポイントです。
③日給だけで求人を選ばない
求人を見ると日給の高さに目が行きがちですが、仕事内容、勤務時間、交通費、勤務地、休憩時間なども確認しましょう。
条件がよく見えても、遠方の現場ばかりでは移動時間や交通費の負担が大きくなる可能性があります。
④夜勤を入れすぎない
夜勤は副業の選択肢になりますが、睡眠不足になるほど働くのはおすすめできません。
特に翌日に本業がある場合は注意が必要です。
副業で収入が増えても、本業に集中できなくなってしまっては本末転倒です。
7. 副業の警備員でよくある失敗
警備員を副業として長く続けるためには、収入だけを基準に仕事を選ばないことが大切です。
よくある失敗をあらかじめ知っておきましょう。

①高い日給だけを見て応募する
日給が高くても、夜勤だったり、勤務地が遠かったり、体力的に負担の大きい仕事だったりすることがあります。
仕事内容まで確認してから応募しましょう。
②休日をすべて副業に使ってしまう
副業を始めた直後は「できるだけ稼ぎたい」と考え、休日をすべて勤務日にしてしまうことがあります。
しかし、休む日がなくなると疲労が蓄積し、本業や家庭生活に影響する可能性があります。
最初は月数回程度から始め、自分に合った勤務回数を見つける方法もあります。
③警備は立っているだけだと思ってしまう
警備員は「その場に立っていればよい仕事」ではありません。
周囲の状況を確認し、人や車両を誘導したり、異常がないか確認したりすることが求められます。
仕事内容を理解したうえで応募することが大切です。
④本業とのバランスを考えない
副業はあくまでも本業や生活と両立できる範囲で行うことが基本です。
家族と過ごす時間や睡眠時間まで削ってしまうと、長期間続けることが難しくなります。
8. 副業で警備員を探すときのチェックポイント
警備員の求人を比較するときは、給与だけでなく複数の条件を確認しましょう。
特に副業では「自分の都合に合わせられるか」が重要になります。

①勤務可能な曜日
「土日のみ可」「週1日から」「勤務日相談可」など、副業しやすい条件があるか確認します。
②勤務地
自宅や本業の勤務先から通いやすい場所か確認しましょう。
勤務地が毎回変わる可能性がある場合は、どの程度の範囲まで現場があるのか聞いておくと安心です。
③仕事内容
施設警備なのか、交通誘導なのか、イベント警備なのかによって働き方は大きく変わります。
「警備員募集」という文字だけで判断せず、具体的な業務内容まで確認しましょう。
④交通費や手当
日給のほか、交通費、夜勤手当、資格手当などの条件も確認します。
同じ日給でも、交通費の有無によって実際に手元に残る金額は変わります。
⑤研修について
未経験から始める場合は、どのような教育を受けてから現場に入るのかも確認しておきましょう。
警備の仕事では、安全を守るために必要な知識や対応方法を身につけることが重要です。
9. 副業の警備員についてよくある質問
最後に、副業として警備員を検討するときに気になりやすい疑問をまとめました。
①警備員は未経験でも応募できますか?
未経験者を募集している警備会社はあります。
ただし、応募条件や仕事内容は会社によって異なります。求人情報の「未経験可」などの条件を確認して応募しましょう。
②土日だけ警備員として働くことはできますか?
土日や祝日に募集されるイベント警備や駐車場警備などがあります。
ただし、勤務可能な曜日は警備会社や現場によって異なるため、応募時に確認が必要です。
③警備員になるには資格が必要ですか?
すべての警備員求人で、応募時から警備関係の資格を持っていることが求められるわけではありません。
一方、警備業務には施設警備業務、交通誘導警備業務、雑踏警備業務などの検定資格があり、資格者の配置が求められる現場もあります。
④50代でも副業として警備員を始められますか?
年齢だけで判断するのではなく、求人の応募条件や仕事内容、自分の体力などを確認することが重要です。
屋外勤務と屋内勤務では体への負担も違うため、自分に合った現場を選びましょう。
⑤副業なら施設警備と交通誘導のどちらがおすすめですか?
何を優先するかによって変わります。
暑さや寒さを避けたいなら施設警備、土日や短期の仕事を探したいなら交通誘導やイベント関連の警備も候補になります。
勤務時間、勤務地、体力、本業とのスケジュールを比較して決めるのがおすすめです。
10. まとめ|副業の警備員は仕事内容を理解してから選ぼう
警備員には、施設警備、交通誘導警備、雑踏警備などさまざまな仕事があります。
副業として働くのであれば、「いくら稼げるか」だけでなく、勤務曜日・勤務時間・勤務地・仕事内容・体への負担まで確認することが大切です。
特に本業がある人は、最初から勤務日を増やしすぎず、無理なく続けられる範囲から始めるほうがよいでしょう。
休日を利用して収入を増やしたい人にとって、条件の合う警備員求人は副業の選択肢のひとつになります。
仕事内容と勤務条件を確認し、本業や家族との時間を守りながら無理なく続けられる警備の仕事を選びましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。