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生理前のひどいイライラは、無理せず専門医に相談しましょう

2020-01-19

生理前のひどいイライラの原因

 

突然ですが、生理の2週間〜1週間前に、次のような症状を感じることはありませんか?

最近、ものすごくイライラする

常に怒ってばかりで自己嫌悪

夫や子供に八つ当たりばかり

やることは山積みなのに身体が動かない

楽しかった趣味に興味がわかなくなった

自分をコントロールできない感覚に陥る

生きているのが辛い

 

1ヶ月のうち生理の2週間〜1週間前にこのような気分に陥り、生理が始まるとすっきりする。

この生理前のひどいイライラは、『PMS(月経前症候群)』もしくは『PMDD(月経前不快気分障害)』という、うつ病の一種かもしれません。

辛い症状があり自分では制御できないので、周りの人との摩擦が生じたり、生活に支障が出たり、とても辛いのです。

毎月訪れるこの辛さを改善したいと思いませんか?

 

この【生理前のひどいイライラは、無理せず専門医に相談しましょう】の記事では、PMDD疑惑だった私が、PMDDの症状やチェックリスト、治療法やおすすめの病院をまとめました。

 

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1.生理前のひどいイライラは?

生理前のひどいイライラは、次のことが考えられます。

『PMS(月経前症候群)』は、生理の10日から3日前から始まる心と身体の不調です。

主に、胸のハリや腹痛、だるい、むくむ、イライラする、ニキビなどの肌荒れが現れるといった症状があります

辛いイライラは生理が開始するとともに消失するのが特徴です。

このPMSの症状がある女性の約3〜5%『PMDD(月経前不快気分障害)』の症状が現れる人がいるといわれています。

PMDDは、PMSに比べ、日常に支障をきたすほどのメンタル症状や身体症状がさらに強く出ます。

PMDDの症状は、生理の1週間〜2週間前に症状が現れます。

著しいうつ症状や激しい不安、極端な情緒不安定や激しい怒り、活動に対する極端な興味の減退、集中力の減退を覚えることがあります。

これらの症状は、PMSと同様、生理開始と同時に消失します。

このように激しく不安定な状態に陥り、自分ではコントロールすることができないため、家族や恋人、職場、友人関係などに影響が出ることがあるのです。

忙しくてイライラしているだけ・・・

感情をコントロールできずに人に激しく八つ当たりしてしまった…

仕事が納期までにできるか不安で落ち着かない…

やらなきゃいけないことはたくさんあるのに身体が動けない…

このような生理前のひどいイライラは自分の努力や我慢が足りないだけでなく、PMDDかもしれません。

心当たりのある方は、専門の病院で受診されることをおすすめします。

こんな苦しい悩みから解放されるかもしれません。

 

 

2.PMDDの原因

はっきりとした原因はまだ解明されてないてすが、環境要因生物要因が多因子で関わっていると推測されています。

生理のリズムによって変化する女性ホルモン、エストロゲンやプロゲステロンの変動が神経伝達を変化させていることが分かっており、うつ症状や不安感の発現に繋がっていると考えられています。

近年では、低血糖や栄養不足、ストレスなどが原因とも考えられています。

「家事、育児、仕事…色々なことに忙殺されて自分の人格が崩壊してしまったの?」

こんな悩みの方は、次のチェックリストを試してください。

 

 

3.PMDDチェックリスト

下記の項目に当てはまるほどPMDDである可能性が高まります。

5つ以上当てはまる人はPMDDの可能性があります。

▢ 著しいうつ気分や絶望感、自己卑下の観念がある

▢ 著しい不安や緊張、崖っぷちという感情がある

▢ 著しい情緒不安定性がある

▢ 持続的で著しい怒りやいら立ちを感じ、対人関係の摩擦が増加する

▢ 趣味や日常生活に興味が薄れる

▢ 物事に対する集中力が薄れている

▢ いつもより疲れやすく活動ができにくい

▢ 気力の著しい低下がある

▢ 過食に走り、特定の食べ物を食べ続けたりする

▢ 過眠または不眠になる

▢ 限界感や喪失感がある

▢ 圧倒される、または制御不能という感覚に陥る

▢ 他の身体症状、たとえば、胸の痛みやハリ、頭痛、関節痛、「膨らんでいる」感覚、体重の増加などを感じる

 心当たりのある方、特に該当する項目が多い人は、早めに専門の病院を受診してください

 

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4.PMDDの改善方法

PMSの場合、運動や生活習慣、食生活の改善、漢方の使用、婦人科で行われるホルモン療法で改善が見られることがあります。

ですが、PMDDの場合、脳内のセロトニン系に作用するうつ病の治療薬の一つの有用性が認められ、治療の第一選択肢とされることが増えています。

通常、その一つはうつ病などの疾患の治療においては継続して使用することが一般的ですが、PMDDについては黄体期(排卵から生理開始までの間)のみの投与も継続投与と同等の効果があると認められています。

そのため、まずは黄体期のみ投与をはじめ、その上で1ヶ月の連続投与にするのか、1ヶ月を通じての投与を基本とし黄体期のみ増量するのかなどの方針を決定します。

 

 

5.PMDD治療を行なっている病院

PMDDはアメリカの研究ではうつ病の一種と考えられており、精神科で治療されます。

症状の気になる方は精神科や心療内科を受診するか、PMDDに専門性のある婦人科を受診しましょう。

以下にPMDD治療を積極的に謳っている病院をまとめました。

○PMDD専門外来のある東京女子医療大学東医療センター

東京女子医科大学附属足立医療センター
東京女子医科大学附属足立医療センター

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新宿ストレスクリニック

PMDDやうつ病の原因とも言われるストレス専門の病院。PMDDなのか他のうつ病なのかの診断もつきます。

大阪梅田、名古屋にも分院があります。

 

医療法人東横会たわらクリニック

漢方を中心に治療したい方はこちらをおすすめです。

月経前症候群 | 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック
月経前症候群 | 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック

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後藤クリニック

東京でPMDD・PMSの治療を受けるなら後藤クリニック
東京でPMDD・PMSの治療を受けるなら後藤クリニック

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6.まとめ

自身の不調により周囲に影響が出るのは悲しいことです。

大切な家族や恋人、友人、仕事関係…自分のイライラや怒りで壊してしまいたくはありませんよね。

自分では止めようのない症状ですから、無理をせずに医師やカウンセラー、サプリメントなどの力を借りてみましょう。

夫や恋人との関係や子供の人格形成など何事にも変えがたい大切な事柄に深刻な影響が出る前に、ぜひ真剣にご自身の不調と向き合ってみてください。

最後までお読み頂き、有難うございました。

 

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