ミネラル不足?
日本人はミネラル不足と言われている。
ミネラル(無機質)は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つで、生命活動を維持するためにとても重要な栄養素。
ビタミン不足を意識する人は結構いますが、ミネラル不足を意識する人は意外と少ないのでは。
ビタミンやミネラルは人間の体内で生成されないので、食事から摂取するしかありません。
ミネラルが不足すると、骨粗しょう症、貧血、熱中症のほか、薄毛や肌荒れの原因にもなります。
では、ミネラル不足の原因はなんでしょう。
それは日本人の食生活が主な原因です。
食べ物の偏食によりミネラルを豊富に含んだ魚介類、海藻類、豆類、野菜、乳製品などの摂取量が減っている。
子供頃から好きなものしか食べていない習慣、日々の忙しさから簡単に食べられるカップラーメンやレトルト食品、ハンバーガーなどのジャンクフード、冷凍食品などの摂取量の増加。
また化学肥料の使用による土壌の変質により、野菜類に含まれるミネラルが大幅に減少しているとも言われている。
時代が変わったから仕方がないとは言えません。人間に必要な栄養素はいつの時代も変わらないのです。
では、ミネラル不足を解消するにはどうすれば良いか。
一番の方法は食生活の改善。
偏食を減らし、加工食品などを中心とした食生活から、魚介類、海藻類、豆類、野菜、乳製品などの摂取量を少しでも増やしていく。
少しでも時間を作って、生鮮品を買って自分で料理して食べる。
といっても、なかなか難しい。実際に痛い目に合わないと、真剣に考えない。
では、どうすれば良いか?
食生活が中心なので食生活は徐々に改善しながら、まず硬水のミネラルウォーターで補うことをおすすめします。
水道水でも良いですが日本の水は軟水が多い為、ミネラル成分が少ない。コンビニやスーパーに売っているミネラルウォーターでも、日本人に飲みやすい軟水のものが多い。
そこでおすすめは、硬水のエビアン。
サプリメントで補う方法もありますが、値段が高く、種類が多くなるのであまりおすすめできません。
”エビアン”はコンビニやスーパーでも見かける、日本で人気のナチュラルミネラルウォーターです。
ミネラルウォーター”エビアン”の源泉は、フランスとスイスの国境にまたがるレマン湖の湖畔にあるエビアン・レ・バンという小さな田舎町。
その町に、『カシャの泉』という水汲み場がある。
ミネラルウォーター”エビアン”は、その水汲み場から10㎞以内で採水された硬水です。
昔、フランスの伯爵が『カシャの泉』の水を飲み続け持病が治ったことから、『カシャの泉』の水、エビアンは『奇跡の水』としてヨーロッパに広まったと言われている。
この【ミネラルウォーター”エビアン”でミネラル不足を解消しよう】の記事では、日本とヨーロッパのミネラルウォーターの基準、エビアンの水質と成分をご紹介させて頂きます。
なお本文では、ナチュラルミネラルウォーター”エビアン”をミネラルウォーター”エビアン”やエビアンと記載します。
1.どれにしようかな?
コンビニやスーパーなどではたくさんのミネラルウォーターが売られているので、どれにしようか迷われてしまうことはないですか。
迷った挙句どれも同じだと思ってしまい、CMで観たことがあるから、日本のメーカーだから、デザインが良いから、または値段が安いからなどで判断して、購入する人が多いのではないでしょうか。
でも、ミネラルウォーターはどれも同じではなく、ちゃんと分類されているのです。
農林水産省の『ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン』では、次のように分類されている。
ナチュラルウォーター
特定の源泉の地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌処理を行ったもの。
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、鉱化された地下水(地表から地層を流れる際に不純物が取り除かれ、ミネラルが与えられた地下水)を原水したもの。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させるためにミネラルを調整したり、空気にさらしたり、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などを行っているもの。
ボトルドウォーター
地下水を原水としない、水道水や蒸留水、海洋深層水などの飲用水。
日本では上記4種類に分類されますが、エビアンはどれにも該当しません。
エビアンはナチュラルミネラルウォーターですが、上記のナチュラルミネラルウォーターとは違うのです。
それは、ミネラルウォーターの基準が日本とヨーロッパでは違うからです。
日本の基準は衛生面を考慮し、必ず殺菌処理するよう義務づけられているが、ヨーロッパの基準では、日本とは逆に殺菌処理しないように義務づけられています。
どう思いますか。
それなら、日本のほうが安全じゃん。さすが日本!と思う方もいると思います。
当然そう思いますよね。ヨーロッパは殺菌処理もしないで不衛生だと思いますよね。
これからは、日本のミネラルウォーターを買おうとなりますよね。
でも考えてください。逆を言えば、殺菌処理しないと飲めない水と言えます。
ミネラルウォーターは殺菌処理の為、人為的に加熱されると水の成分が変わり、栄養素のミネラルや水本来のおいしさが失われてしますのです。
そのため、ヨーロッパの基準は、ミネラルの成分を残しつつ、また本来のおいしさを残しつつ、殺菌処理が必要ないくらい厳しいのです。
実際にエビアンは、殺菌(除菌)処理されていません。
2.ヨーロッパの基準とは
エビアンはナチュラルミネラルウォーターになりますが、ヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターの厳しい基準を見てみましょう。
《ヨーロッパの基準》
1.水源があらゆる汚染から完全に隔離、保護された地下水であること
2.ミネラル成分や採水時の温度が一定であること
3.採水地で直接ボトリングされていること
4.殺菌処理など一切の加工をせずに自然のままであること
5.健康に良いと認められていること
引用/エビアンホームページより
エビアンの水源地は自然保護区・フレンチアルプスの標高850mの台地にある。
フレンチアルプスの台地に降り積もった雪や降り注いだ雨が、氷河時代に形成された地層でろ過され、ゆっくりと流れる。
そして、約15年の時を経て、エビアン・レ・バンの『カシャの泉』に辿り着く。
この約15年の間に天然のフィルターで有害物質は取り除かれ、天然のミネラルが含まれる。
エビアンの工場では、与えられたミネラル成分が変わらないように、加熱処理はもちろん、一瞬でも空気に触れることなく水源から直接ボトリングされている。
そのため、工場では24時間体制で品質のチェックを実施している。
しかも驚くことに、エビアンは約200年もの間、ミネラルの成分であるカルシウムとマグネシウムのバランス構成が変わっていないという。
それは、エビアンではヨーロッパの厳しい基準をクリアするため、水源地から源泉までを徹底的に管理しているから。
水源地であるフレンチアルプスの台地から源泉であるエビアン・レ・バンの『カシャの泉』までの環境を徹底的に保護する為、水源周辺地域に保護区を制定し人間の行動を制限もしくは全面的に禁止し、源泉周辺に工場やゴルフ場、農地や牧場の建設を禁止している。
更にヨーロッパの厳しい基準をクリアする為、環境保護協会『APIEME』を設立するなど、地域の人々と一体になって、水源地から源泉までの管理を徹底的に取り組んでいる。
3.エビアンの水質は?
水質には、”軟水”と”硬水”があるのはご存知の方も多いと思います。
でも、軟水と硬水の違いは?と聞かれても、すぐに答えられない人も多いでしょう。
軟水と硬水の違いは、カルシウムとマグネシウムの金属イオン含有量で決まります。
カルシウムとマグネシウムの金属イオン含有量が一定水準より多い場合を” 硬水 ”、少ないと” 軟水 ”といいます。
WHO(世界保健機構)では、硬度120以下を軟水と定義している。
名 称 | 硬度(mg/L) |
軟 水 | 0-120 |
硬 水 | 120-180 |
超硬水 | ≧180 |
日本の水は軟水、ヨーロッパの水は硬水が多いので、日本人にとって硬水よりも軟水が飲みやすい。
それは、硬水はマグネシウムを多く含んでいるため、苦味が増して飲み難いから。
であれば、硬度の数値が大きくなればなるほど、飲み難くなるはずだ。
日本のミネラルウォーターはどうだろう。
硬度は約30mg/Lの軟水だけあって、カルシウムとマグネシウムの含有量が少ない。
- エビアンはどうでしょう?
なんと!
エビアンは硬度180mg/L以上の硬度304mg/Lの超硬水。
超硬水ということは、マグネシウムが多すぎて苦くて飲めないのでは?と考えるでしょう。
それでも、日本では多くの人に好まれ、飲まれています。
その秘密は、カルシウムとマグネシウムのバランスにあります。
カルシウムとマグネシウムを摂取するときは、約2~3:1のバランスが望ましいと言われています。
エビアンはカルシウムが8.0mg、マグネシウムが2.6mgの約3:1と理想的なバランス。
そのため普段軟水に慣れている日本人でも、エビアン(硬水)を飲むことはそれほど苦にならず、すぐに飲み慣れるでしょう。
4.エビアンの成分
エビアンの栄養成分表示(100ml当たり)を見てみると、
●エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物・・・0
●ナトリウム・・・0.7mg(食塩相当量 0g)
●カルシウム・・・8.0mg
●マグネシウム・・・2.6mg
硬水の為、カルシウムとマグネシウムの含有量が多いですね。
日本のミネラルウォーターの栄養成分表示(100ml当たり)は
●エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物・・・0
●ナトリウム・・・0.4~1.0mg(食塩相当量 0.001~0.003g)
●カルシウム・・・0.6~1.5mg
●マグネシウム・・・0.1~0.3mg
●カリウム・・・0.1~0.5mg
日本のミネラルウォーターは必須ミネラルのカリウムが入っているのは良い点ですが、数値が一定ではないのが気になります。
ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどの必須ミネラルで、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つ。
生命活動を維持するために、大切な栄養素。
ちなみに、必須ミネラルは全16種類。カリウム、リン、銅、鉄、亜鉛、クロム、マンガンなどがある。
ですが、ミネラルは人の体内で作られることはないので、毎日の食事、お肉やお魚、野菜、そしてミネラルウォーターなどから摂取する必要がある。
それではエビアンに含まれる必須ミネラルのそれぞれの働きを見てみましょう。
●ナトリウム
ナトリウムの働きは、体内の水分バランスや細胞内の浸透圧の調整、筋肉の収縮、神経の情報伝達を助けます。
ナトリウムは普段の食事で十分補えますが、不足すると熱中症や痙攣(けいれん)、疲労感などの原因になります。
特に夏の時期、外を歩いて汗をかいたときは不足になりがちなので、十分に補給しましょう。
逆にナトリウムの過剰摂取は、高血圧やがんなどの生活習慣病の要因にもなりますので、注意が必要です。
ナトリウムを多く含む食品は、塩、梅干、みそ、生ハム、調味料などがあります。
●カルシウム
カルシウムは、人間の身体に一番多く存在するミネラルで、骨や歯を作る栄養素。
細胞の分裂や分化、筋肉の運動、神経の興奮を抑え、出血を止めるなどの働きがあります。
カルシウムが不足すると、骨折や骨粗しょう症の原因になることは良く知られていますが、血管細胞の活動に影響を与え高血圧や動脈硬化、脳神経の活動を低下させ痴呆症を引き起こす原因にもなります。
カルシウムを多く含む食品は、牛乳などの乳製品、納豆や豆腐、ひじき、わかめ、小松菜、チンゲン菜などがあります。
●マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムやリンとともに骨や歯の形成に必要な栄養素。
通常は骨に沈着しているが、摂取量が不足すると骨から放出され、神経の興奮を抑制し、エネルギーの生成を助け、血圧を維持する働きがあります。
マグネシウムが不足すると、不整脈や虚血性心疾患、動脈硬化症などのリスクが高まります。
さらには骨粗しょう症、心疾患、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるとも言われています。
マグネシウムを多く含む食品は、魚ではきんめだい、野菜ではほうれん草、そのほかには玄米ご飯や納豆などがあります。
必須ミネラル全16種類のうち、エビアンでは3種類のミネラルが補えます。
5.エビアン まとめ
ミネラル不足と言われている日本人。
コンビニやスーパーでミネラルウォーターを買う時は、硬水のミネラルウォーター”エビアン”の購入をおすすめします。
日本とヨーロッパでは基準が違う為、地下水を原水とするナチュラルミネラルウォーターでも、ミネラルの含有量やおいしさが違う。
それは、殺菌処理をするかしないか。
日本の基準では、ナチュラルミネラルウォーターでも殺菌処理が義務付けられている。
衛生面を考慮していると言えば聞こえは良いが、殺菌処理しないと飲めない水とも言える。
ヨーロッパのナチュラルミネラルウォーター"エビアン"は逆で、殺菌処理しなくても安全に飲める水。
また地球上で飲める水は約2%。
その約2%のうち、ナチュラルミネラルウォーター【天然の生きたままの水】は、わずか約1%。
エビアンのように殺菌処理をせず、また空気に触れることなく、直接ボトリングされる原水だけが、ナチュラルミネラルウォーター【天然の生きたままの水】と呼べるのではないでしょうか。
1日の食事は偏ることなく、バランスよく食べるように心掛けることが望ましい。
どうしても不足しがちな忙しい現代人は、ミネラルウォーター”エビアン”で補う方法が良いでしょう。
最後までお読み頂き、有難うございました。
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