『えっ?マジ!?』
これまで家族で希望を話し合うこと、優先順位を決めることの重要性をお伝えしてきました。
物件を案内する営業マンはどんな作戦で契約をさせようとするのか。
100%の物件を探し続けるべきなのか。
そもそも家を購入する目的は何なのか。
物件の契約は、購入申込みの早い者勝ち。決断が遅いと、気に入った物件を購入出来ないこともある。
今回は家族で希望を話し合い、優先順位を決めた前提で、物件を見学する時の注意点をご紹介させて頂きます。
1.物件を見学に行こう
不動産業者を訪問し、営業マンに家族構成や予算、住まいの希望を伝えると、希望もしくは希望に近い物件を紹介してくれます。
実際に見ないと分からないので、最初は自分たちの希望に近い物件を数多く見学に行きましょう。
見学は営業マンが車で順番に案内してくれます。
2.営業マンの作戦とは?
営業マンは見学する物件の順番を決めています。
それは買主が気に入ると思われる物件を事前に決めて、そこで盛り上がるように案内します。
最後に会社へ戻って、あわよくば気に入った物件で契約させようと企んでいます。
ここで気をつけて頂きたい事は、営業マンに案内してもらえる時間は9時から18時まで。
しかも車なので、周辺の環境まではわからない。
あくまでも営業マンの案内は、少しの時間物件を確認するだけです。
物件が気に入っても、すぐに契約してはダメですよ。
なぜなら、物件は見学したが周辺の環境までは確認してないからです。
契約するかどうかは、環境まで確認してから決めましょう。
3.自分たちで確認することが大事
気に入った物件があれば、早い段階で、可能であればその日のうちに自分たちで実際に確認すること。
下記のような事項を確認する必要はあるでしょう。
②小学校や中学校まで歩いて何分か。
③買い物はどこでするか。
④病院は近くにあるか。
⑤夜の周辺環境はどうか。
自分たちで住む家ですから、当然と言えば当然と思うでしょうが、実行する方は少ないです。
例えば、自分の子供が私立の小学校なので、駅を利用するとします。
駅からの帰り道が暗く、人通りが少ないと心配ではないですか。お迎えに行けば良いかもしれませんが、毎日お迎えに行くのは意外と大変だと思います。
例えば、自分の子供が私立の小学校なので、駅を利用するとします。駅からの帰り道が暗く、人通りが少ないと心配でないですか。毎回お迎えに行くのも意外と大変です。
4.営業マンは物件のデメリットを知らない
営業マンは、売ることに一生懸命なので物件のメリットは沢山教えてくれます。
ですが、デメリットは少ししか教えてくれません。もしくはデメリットを知らないのかもしれません。
営業マンは案内する物件の下見をします。でも明るいうちに車で現地に行くので、駅からの距離や学校までの距離、夜の周辺環境などはほとんど知らないと言っても過言でもありません。
5.営業マンに調べてもらうこと
周辺環境などは自分たちで確認出来ますが、自分たちで調べることは難しいこともあります。
次のような項目は、営業マンにお願いして調べてもらいましょう。
①ハザードマップ(役所に行けば、自分でも入手可能です。)
②地盤の強度
③近隣の人間関係
④家が建つ前の状況
⑤中古物件なら、なぜ売却しているのか。等々
6.自分たちで判断する
家は高い買い物。
家族の幸せのために、失敗したくないはず、駅から徒歩10分を遠く感じるか否か、夜の帰り道を暗いと感じるか否か、判断する基準は人それぞれ。
信頼できる営業マンでも、営業マンの言葉を信じて購入せず、絶対に自分たちの目と足で確認してから判断すること。
7.100%の物件はまれ
前にもお伝えしましたが、100%の物件はまれです。
土地は縁モノと言われています。同じものは存在しないのです。
いくら土地が並んでいても、その周囲の建物、日当りは全く違うのです。
ですから、予算が希望通りでも駅からの距離が遠い、予算と駅からの距離は良いが日当たりが悪いなど、何か1つは欠けることは仕方がないと思ってください。
そのために、優先順位を決める必要があるのです。
住まいを探している人は同時進行で沢山います。自分たちで良いと思う物件は、他の人も良いと思っている。
良いと思った物件を購入するか、なかなか決断出来ないでいると他の人が先に申込みをしてしまうことがあります。
こういうことって意外と多いので、注意が必要です。
8.早い者勝ち
物件の購入は、申込み順。要するに早い者勝ち。
気に入った物件は突然現れます。もしも先を越されたら、気に入った分だけかなりショックだと思います。立ち直れず、一時中断する方もいるくらい。
大切な時間を割いて住宅を探すことになるので、物件を見学に行く時は常に真剣に比較検討するべきです。
不動産は大きな買い物ですが、購入するには潔さも必要です。
もっと良い物件が出てくるかもしれないと必ず思うことでしょう。実際に、後から出てくることもあるでしょう。
でも、キリがない。
何年もかけて探し続けても時間がもったいない。
物件を探すことが目的ではありません。自分たちの希望にあった物件を探し、そこに住み、幸せを築くことが目的なのです。
気に入った物件があってもなかなか判断できず、先を越されることもあるでしょう。
そのときは、自分たちには縁がなかったんだと考え、次の物件を探しましょう。きっと良い物件がすぐに見つかるはずです。
最後までお読み頂き、有難うございました。