『この営業マンに頼んで良かった!』
今回は、今まで何度か登場してきた営業マンの話です。
家の購入が初めてのご家族にとって、家探しのお手伝いをお願いする営業マンがどんな人物なのかとても気になると思います。
特に初めて訪問し接する営業マンで、不動産の営業マンの印象が決まってしまうことでしょう。
だから、どんな営業マンがいるか事前に知っておくことは、とても重要なことです。
家探しを手伝ってくれる営業マンは大きく分けて、3種類に分けられます。
その3種類とは、大手不動産業者の営業マン、中堅の不動産業者の営業マン、地元の不動産業者の営業マンです。
はたして、どの営業マンが良いのだろう?
この【住宅購入の相談は営業マンに。その営業マンは味方?敵?】の記事では、これから家を購入したい、特に初めてのご家族に、家の購入を相談する営業マンの特徴と、営業マンは味方なのか敵なのかをご紹介させて頂きます。
1.営業マンはどんな人?
不動産業者の就職事情ですが、大手不動産業者以外の不動産業者は比較的就職しやすく、それなりに稼ぐことが出来ます。
ですが、接客や不動産業務に関する教育制度がちゃんとしていない業者が多く、対応が悪い、知識不足な営業マンがいることも事実です。
また昔と違い、爽やかな男性や若い可愛らしい女性の営業マンが増え、強面の営業マンは衰退しているようです。
2.相談相手の営業マン
不動産業者に行くと相談に乗ってくれるのが営業マン。
友人知人の紹介でない限り、こちらから営業マンを指名出来るわけではありません。
買主の中には、物件を購入することが目的なので、営業マンとは一時的なお付き合いと考え、営業マンにそれほど期待していないようです。
単純に物件を紹介してくれて、気に入った物件があれば購入するだけと割り切っているのでしょう。
余程酷い接客をせず、気に入った物件を紹介してくれれば出来る営業マンと思われる。
挨拶もしっかりして、一生懸命物件を紹介してくれても、運悪く希望の物件を紹介出来なければ出来ない営業マンを言われてしまう。
営業マンは、結果が全てというところ。
3.物件探しは2,3社に
物件を探すとき、不動産業者を2,3社に絞り、物件を探してもらいましょう。
あまり沢山にお願いすると、どこの不動産業者なのか、どの営業マンなのかわからなくなります。
また『レインズ』という不動産業者共通の不動産情報サイトで検索するため、物件情報はどこでも基本的には一緒です。
それでも、それぞれの強みはあるので、お願いする不動産業者は、大手不動産業者を1社、地域の不動産業者を1社、あとは地元の不動産業者を1社にお声掛けすれば良いでしょう。
4.大手不動産業者の営業マン
テレビCMやネット広告などで登場する、全国展開している不動産業者の営業マンです。
大手不動産業者の営業マンは比較的紳士な方が多い気がします。
ただし、プライドも高いので、ちょっと見下しているところもあります。
大手不動産業者は新規物件の情報も豊富ですが、強みは中古物件の情報を数多く持っています。
テレビCMや新聞広告などの効果で、物件の売却を考えている人が多く訪れるからだと思われます。
中古物件を希望の方は是非、優先的に大手不動産業者の訪問をオススメします。
5.中堅の不動産業者の営業マン
大手不動産業者のように全国展開はしていないが、その地域では数店舗から数十店舗ほどある不動産業者の営業マンのことです。
現地販売会を実施していることが多く、新聞の折込チラシなどで目にすることが多いでしょう。
比較的体育会系の営業マンが多い気がします。
会社自体若いので、勢い、元気があります。
お客様のためにという思いは、ほかの不動産業者より強そうです。
体育会系が苦手な人もいるので、一度訪問してやっぱり合わなそうなら外しましょう。
6.地元の不動産業者の営業マン
地元の駅前で店舗を構え、従業員が1、2人くらいの不動産業者の営業マン。
営業マン=社長のこともあるでしょう。
無愛想で、やる気があるのか無いのか分からない感じだが、経験と知識はあるので、相性が合えば頼れる存在になるのではないでしょうか。
長く地元で営業しているので、地主との繋がりが強く、表に出ていない情報を持っている可能性がある。
7.営業マンは味方か敵か?
結論か言うと、営業マンは味方です。
どこまで買主のこと考えて行動しているか、正直わからない。
でも、物件を売りたいという気持ちはあるので、どの不動産業者の営業マンは一生懸命です。
一般の人より物件情報を把握しており、法律も勉強している。
物件の調査や契約書等の作成には、力を発揮してくれるでしょう。
ただし、自分の懐しか考えていない、営業マンも中にはいるでしょう。
そのときは面倒でも後悔しないために、その営業マンには頼らず、他の不動産業者に相談に行きましょう。
不動産業者の営業マンの特徴を把握し、上手にお付き合いすると楽しい家探しができ、納得の物件が見つかるでしょう。
8.まとめ
何度もお伝えしていると通り、家族で話し合って希望条件、優先順位を明確にすること。
それから営業マンに相談して希望条件を見直し、物件を見学して希望条件を見直す。
そしてまた営業マンに相談して・・・・。
営業マンに頼りすぎず、自分たちが主導権を持って、営業マンを利用するぐらいの気持ちでお付き合いすることです。
営業マンはたくさんいる。
『この人に頼んで良かった!』と言える営業マンに出会えることを陰ながら応援してます。
最後までお読み頂き、有難うございました。