住宅購入は家族の貴重な時間。
住宅購入を考えるきっかけは人それぞれ。
□結婚を機に考える人
□子供が出来たから考える人
□子供が成長し、手狭になったから考える人
□親または子供の家族と同居する為に考える人等々
ですが、目的は皆さん一緒だと思います。
それは家族みんなの幸せのためではないでしょうか。
家族の幸せも、各家族により様々。
また住宅購入は家族が話し合う貴重な時間でもある。
夫婦であれば、将来、子供、人生等について自分のまたは相手の考えを改めて確認し、お互いの思いに気付くこともあると思います。
この【住宅購入は家族の貴重な時間。優先順位を決めよう!】の記事では、家族で具体的に話し合ってほしいこと、物件を見学するときの注意点、そして優先順位が大事なことをご紹介させて頂きます。
1.具体的に話し合って欲しいこと
①10~20年後の自分たち
10~20年後の自分たちの家族構成、ライフスタイルがどうなっているか、具体的に話し合ってください。
10~20年の間に、子供が1人増え、2人増え、家族が4人になっても機能する住宅を購入すること。
もちろん、未来のことなのでその通りに進むとは限りませんが。
また30~40年後のことを考える方がいますが、遠い先のことなので具体的な想像は難しいと思います。
②予算はいくら?
不動産は大きな買い物。
多くの方は住宅ローンを利用して購入する。
自己資金をいくら出して、住宅ローンをいくら借りるか、予算を考えることはとても大事。
住宅ローンは必要以上借りないこと。
特に子供が小さいうちは良いが、幼稚園、小学校・・・と、大きくなると教育費のウエイトが大きくなる。
無理して住宅ローンを組むと本末転倒。
家族の幸せのはずが、悲しい結末になることもある。
③物件はどうする?
『一戸建て』か『マンション』か。
『新築』か『中古』か。
『建売住宅』か『注文住宅』か。
希望の物件は各家族により様々。
どの物件が自分たちの希望かはその家族にしかわからない。
周りの人はあれが良い、それが良い、あれはダメ、これがダメ等と勝手なことを言ってくる。
④優先順位
予算のほか、物件、エリア、最寄り駅、土地の大きさ、間取り等々。
考えることはたくさんある。自分たちの優先順位を決めよう。
家族でそれぞれの希望を言い合って、箇条書きで良いの書き出してみる。
それを家族で話し合い、優先順位を決めていこう。
それから不動産業者を訪問し営業マンに相談し、実際の物件を見学する。
その上で気付いたことがあれば、優先順位の見直しをすることを心掛けよう。
2.話し合わずに不動産業者を訪問すると・・・
なんとなく住宅購入を考え、家族で話し合わずに不動産業者を訪問する。
営業マンから家族構成や年収、自己資金等の質問を受ける。
次に希望条件を質問されるが、『・・・・・・。』
何も答えられずにと営業マンと見つめ合う。
もちろん営業マンから質問され、色々と考え始め、自分たちの希望に気付いていくこともある。
ですが、事前に家族で希望を話し合い、それをベースに営業マンから質問され、自分たちの住宅に対する新たな希望に気付いたほうが、希望に近い物件が見つかったときに、早く決断出来るはず。
3.物件を見学するときは
不産業者を訪問すると、営業マンは希望に近い物件の資料を持ってきます。
その物件の全部もしくは一部を車で案内してくれます。
物件を見学するときは、自分たちの希望かそうでないかだけでなく、80㎡、90㎡、100㎡の家の大きさを比較したり、対面キッチンを体験したり、2階がLDKや水廻り(洗面脱衣室や浴室)の家の使い勝手を確認して、希望条件の見直しを行ってください。
新たな発見があれば、家族で話し合い、希望を修正するよう心掛けましょう。
4.物件を見学したあとは気をつけろ!
自分たちの希望が明確でないとあれもこれも良くなってしまう。
特に初めて見学に行った時などは、嬉しさのあまり舞い上がってしまう。
自分の懐しか考えていない営業マンは、希望が半分以下の物件でも平気で薦めて、契約させようとします。
物件を見学したら、冷静に希望条件と比較検討しよう。
5.まとめ
夢を壊すようなことかもしれませんが、100%の物件はまれです。
そこで優先順位が大事になります。
例えば、場所と間取りは気に入った。でも予算より200万円高い。
この場合、予算が第一優先であれば違う物件を探し直すでしょう。
場所が第一優先であれば、無理のない範囲で住宅ローンを増額するなど、予算を頑張るでしょう。
不動産はまったく同じ物件はないので、悩みどころではあるが、優先順位を決めておけば決断はしやすいはず。
住宅購入は、家族で話し合う貴重な時間。話し合うことによって、お互いの考えに新しい発見があるはず。
是非この時間を大切にしてください。
最後までお読み頂き、有難うございました。