さあ、どんな『LDK』にしようか。
建設業者が決まり、いよいよ間取りの打合せが始まります。
念願の注文住宅。
ここでは、家族皆が集まるLDKについて、打合せ前に家族で話し合って欲しいポイントをまとめました。
皆さんご存知だと思いますが、念のため、LDKが何のことか確認しておきます。
LDKの『L』はリビング(居間)、『D』はダイニング(食堂)、『K』はキッチン(台所)になります。
ご存知なかった方は、今回覚えておきましょう。
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1.LDKは何帖必要か
LDKは家族皆が集まる所。
出来るだけ大きくしたいという要望は多い。
家族構成にもよりますが、4人家族であれば最低でも15帖(1帖=畳1枚分)はほしいところ。
内訳として、リビングは約7帖、ダイニングは約4.5帖、キッチンは約3.5帖といったところ。
リビングにはテレビとソファー、ピアノを置くことも。
ダイニングにはテーブル、キッチンは対面キッチンで、冷蔵庫、食器棚を置く。
これらを置くと結構ギリギリになるでしょう。
2.LDKを2階にして、本当に大丈夫?
最近、LDKを2階に設計する方が多くいらっしゃいます。
自分たちの希望なら良いのですが、建設業者のオススメなら、本当に自分たちのライフスタイルに合っているか、よく考えましょう。
①.LDKを2階にするメリットは?
やはり日当りでしょう。
建物には高さ制限がありますが、1階より2階のほうが日当りが間違いなく良い。
また天井の高さも取りやすいので、かなり開放感を期待できます。
また近隣の目線も気にならなくなる。
1階がLDKだと、道路を通る人の目線が気になるはず。
植栽で目隠すると、今度は植栽の手入れも必要になる。ガーデニングが趣味の人は良いが、そうでない方はまったく手入れをしなくなり、植栽の見た目が悪くなる。
であれば、思い切ってLDKを2階にすることも一つの方法です。
②.LDKを2階にするデメリットは?
2階が生活の中心になること。
買い物から帰って来て、買って来た食材等を2階に上げる。
ちょっとしたことですが、毎回となると結構面倒かも。
またメリットの日当りも真夏は対策をしないと、とんでもないことに。
直接日差しが入らないように、カーテンやブラインドで対策が必要。
天井裏もしっかり断熱材を入れないと、エアコンも効きにくい。
3.客間は必要か
通常、4人家族だと3LDKか4LDK。
LDK以外には主寝室と子供部屋。
4LDKだと客間が1部屋。
この客間ですが、本当に必要ですか。
目的は、将来、親も一緒に住むから。もしくはお客様が来た時に泊まるため。
親を呼んで一緒に住む場合、部屋の大きさは最低6帖、押入れが1帖分必要でしょう。
またお客様のためには、4.5帖に布団を入れる収納が必要なる。
親が住むことが確実であれば仕方ないでしょう。
ただし、両親となると6帖に2人は正直狭い。荷物の量はかなりあるはず。2世帯住宅の検討も必要。
お客様が来る場合、まずは年に何回来るかよく考えてください。
年に1回か2回のために、本当に1部屋必要ですか。
1部屋設けるということは、その分他の部屋が狭くなる。
例えば、18帖出来るところが13帖になる。
LDKは最低でも15帖はほしいところ。
LDKは日々家族が集まる場所。狭いと集まらなくなることになるかも。
広さと予算に余裕がある方は別として、余裕のない方はよく検討してみましょう。
4.赤ちゃんや小さい子供がいる場合
家事をしながら見えるスペースがあると便利。
その場合、キッチンの隣に2,3帖の畳スペースを検討しましょう。
子供はすぐに成長するので3,4年で必要はなくなるスペースだが、必要なくなったら、パントリー(食品庫)や家事スペース、書斎などにリフォームすれば良し。
5.キッチンは対面型か
リビング、ダイニングにいる家族の様子が分かるように、もしくはテレビを見ながらご飯を作るなど、対面型のキッチンを希望する方は圧倒的に多い。
ただし、対面型の場合、3.5~4帖は必要になる。
仮に、LDKがMAX12帖になってしまうようであれば、対面型のキッチンは考えもの。
リビング、ダイニングで約8帖では、それぞれの役目を果たせない。ダイニングテーブルとソファーを一緒に置くとスペース的に厳しいくなる。
対策として、ダイニングテーブルを置かず、リビングのソファーとテーブルで食事をする。
どうしても分けたい場合は、対面型のキッチンにカウンターを設置してそこで食事をする。
6.その他
リビングかダイニングに、パソコンや勉強用のカウンターを設置する方も多い。
子供がいる家庭では、学校から帰ってきたら子供はカウンターで勉強し、夜はパパやママがパソコンをする。
意外と集中できて、好評です。
LDKのプランは、決めることが沢山あります。
家族構成、周辺環境等を考慮して、家族で話し合ってください。
そして、友人・知人からの情報や雑誌等を参考に、LDKの位置、大きさを決めましょう。
最後までお読み頂きまして、有難うございました。
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