赤ちゃんって、本当に可愛い!
自分が産んだ赤ちゃんなら、なおさらそう思うでしょう。
でも、残念ながらそう思えないママもいる。
それはなぜか?
それは赤ちゃんの寝かしつけに苦労して、心身共に疲れ果てているから。
なかなか寝てくれない赤ちゃんだと、当然ママも寝られずおっぱいや哺乳瓶でミルクをあげたり、だっこしたりおんぶしたり、眠たくても眠れない。
パパにお願いしたくても、パパも仕事で疲れている。
ママ友に話してもその時はすっきりするが、赤ちゃんと二人になると憂鬱になる。鳴き声を聞くと、イライラする。
そんな状況って、ママも赤ちゃんも不幸なこと。
私も長女のときにそうだった。
一人でなんとかしなきゃと頑張っていた。
でも、ある方法を教えてもらって実践したら、数日後、一人で寝るようになった。
それからは、憂鬱やイライラも減り、やっと可愛いと思えた。
私が実践した方法は、前回の記事でご紹介させて頂いた『10分間メソッド』というもの。
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赤ちゃんが寝ないという悩みから解放されたいママへ
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この【赤ちゃんの寝かしつけを成功させたいママへ】の記事では、私が実践した『10分間メソッド』を成功させる為のポイント、実践する前に絶対にしておいて頂きたいこと、そして、寝かしつけに関するおすすめの本をご紹介させて頂きます。
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1.10分間メソッドを成功させるための3つのポイント
赤ちゃんを一人で眠れるようにする『10分間メソッド』を成功させるための3つのポイントがあります。
①赤ちゃんを寝かせる部屋は真っ暗にする
暗くなる=眠るという習慣を身に着けるため、赤ちゃんが眠る部屋は真っ暗にしましょう。
おもちゃや周りの景色が見える薄暗がりでは、一人寝の習慣がついていない赤ちゃんが気が散って起きてしまいます。
夜中に目が覚めた際も、おもちゃに気が移ったりして再び一人で眠りにつくことを妨げますので、眠るしかない…と赤ちゃんがあきらめるレベルの真っ暗闇の状態を作ることが重要。
雨戸を閉めたり、遮光カーテンをつけたり、できる限り真っ暗闇を作ること。
②毎日、同じ時間にベッドに入れて眠りのリズムを身に着ける
赤ちゃんのねんねの回数やタイミングは月齢によって異なりますが、毎日同じ時間にベッドで寝かせましょう。
「この時間には眠るんだな」「お昼ご飯の後はねんねなんだな」と赤ちゃんに生活のリズムを覚えさせることで眠りにつきやすくなります。
1歳になる娘は、9時にベッドに入れて朝寝、13時にベッドに入れて昼寝、20時にベッドに入れて朝までねんねというスケジュールで毎日を過ごしています。
日中お出かけする際も、この時間には必ずベビーカーで眠れるようスケジュールを組んでいます。
生活リズムがバラバラで寝る時間や起きる時間を赤ちゃん任せにしているという場合は、睡眠トレーニングを始めるより先に生活リズムを整えることから始める。
③ねんねを補助する「ねんねグッズ」を作る
ねんねのときに持って寝る入眠グッズを作ってあげましょう。
これまでママと寝ていた子が一人で眠るのは心細いものです。
例えば、ママのにおいのついたタオルやパジャマ、ぬいぐるみ、おしゃぶりなどでも構いません。
次女は、生後2か月からタオル付きのぬいぐるみを眠るときに持たせました。
1歳になる今も大のお気に入りで、眠たくなると自然とそのぬいぐるみを持って自分で横になります。
夜中に起きてしまった時も、暗闇の中ぬいぐるみを手繰り寄せ、一人で再度眠りにつくことができます。
おかげで、夜泣きに悩まされることもほとんどありませんでした。
欧米ではこのねんねグッズも一般的で、タオル付きぬいぐるみやおしゃぶりを愛用している子が多く、外出先でもこのねんねグッズを持ってうとうとしている姿を見かけます。
かなり大きくなった子が、ボロボロのタオルぬいぐるみを持ってまどろんでいるのを見ると、「かわいいなぁ」と思うのと同時にその効果を実感します。
一緒に眠れるねんねグッズがあれば、安心して眠れますし、小さいころから習慣づければ、それを持つと眠くなるという利点もあります。
2.10分間メソッドを始める前に絶対にしておいて欲しいこと
10分間メソッドを実施するのに必要なのは、『睡眠トレーニングを必ず成功させる!』というママの強い意志です。
かわいい我が子が声をからして泣くのですから辛くないわけがありません。
あまりにかわいそうで心が折れてしまうママもいることでしょう。
しかし、やりかけであきらめてしまうのは、母子ともにダメージが残るだけでなんの成果もありません。
中途半端が一番良くありませんので、始めたら必ずやり遂げるということが重要です。
そのため、10分間メソッドを始める前に必ずしておかなければならないことがあります。
それは、同居している家族の理解を得ることです。
睡眠トレーニングはママの意志だけでは成功しません。
同居している家族、夫や義父母の理解が必要です。
赤ちゃんが泣き叫んでいるのを聞くと必ず、
「かわいそうだからもう止めよう。」「そこまでしてやる必要があるのか。」という外野の声が入ります。
我が家でも言わないでほしいとくぎを刺したにもかかわらず、夫からこのように言われましたし、Skype越しに義母から「声が枯れていてかわいそう…」と言われてしまいました。
ですが、もし毎日の寝かしつけをママである貴女が行っているのであれば、この外野の声に耳を傾ける必要はありません。
毎日の寝かしつけは本当に大変です。
毎日、毎日眠らない赤ちゃんに苦しめられているママだってかわいそうなんです。
毎晩寝かしつけを行っている人が主導権を握ってしかるべきです。
自信をもってご家族を説得してください。
それでも泣き叫ぶ我が子に心が折れそうになるママに、スイスの助産師さんに言われて勇気づけられた一言を贈ります。
『睡眠トレーニングで赤ちゃんはすごくたくさん泣くと思うけど、それはかわいそうなことではない。
これは赤ちゃんの成長なのよ!
成長に必要な過程だからかわいそうだと思わないで!
本当にかわいそうなのは、自力で眠る方法を知らないでこの子が大きくなること、寝不足でお母さんを苦しめ続けることよ。』
かわいそうなのではなく、『成長』この一言はとても励みになりました。
3.寝かしつけのおすすめ3選
最後に、『10分間メソッド』を実行するにあたって、私が参考にした寝かしつけに関する本を紹介します。
①『赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣』PHP文庫
A・カスト・ツァーン著/H・モルゲンロート著/古川まり訳
『10分間メソッド』に挑戦するママは必須!
私はこの本を握りしめて睡眠トレーニングを実施しました。
月齢に合わせた1日のスケジュールも書かれていて、睡眠スケジュールを組むのに参考になります。
ベッドに置くと一人で眠れるようになるためにどうやって睡眠トレーニングを実施するか、ファーバー式の睡眠トレーニングの細かいやり方が書かれている1冊です。
②『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとお母さんのための快眠講座』朝日新聞出版
ジーナ・フォード著/高木千津子訳
二人目の睡眠トレーニングに導入した、ねんねスケジュールの参考書です。
アメリカのカリスマベビーシッター、ジーナ・フォードが自身の経験から築き上げた『赤ちゃんをすんなりと眠らせるための生活スケジュール』が綿密に書かれています。
かなりタイトなスケジュール設定でビックリするかもしれませんが、少しおおらかにできる範囲で実行すると、赤ちゃんとの生活が楽になります。
③『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』かんき出版
清水悦子著
日本の習慣に合わせ、お布団での添い寝、とんとんでの寝かしつけを推奨するマイルドな睡眠トレーニングの本。
暗闇の中、一人で赤ちゃんを眠らせるのはかわいそうで抵抗があるけど、寝かしつけの方法をもう少し楽にしたい…という方にお勧めの一冊。
月齢別の参考スケジュール表が書かれており、生活リズムから再構築したいという方に参考になります。
以上、おすすめの3冊のご紹介でした。
4.寝かしつけのまとめ
私は赤ちゃんの寝かしつけが本当に辛かった。
なんでこんなに大変なんだろうと、いつも悩んでいた。
私と同じように、心も身体も疲れ果てているママも少なくないはず。
そんな同じ悩みを持つママたちに、赤ちゃんの寝かしつけに成功して、その子にとって一生に一度しかない赤ちゃんの時期を、大切に過ごしてほしい。
私の寝かしつけに協力してくれたパパと長女、両親、アドバイスをくれたスイスの助産師さんに感謝です。
最後にスイスの助産師さん勇気付けられた言葉をもう一度送ります。
「睡眠トレーニングで赤ちゃんはすごくたくさん泣くと思うけど、それはかわいそうなことではない。これは赤ちゃんの成長なのよ!成長に必要な過程だからかわいそうだと思わないで!本当にかわいそうなのは自力で眠る方法を知らないでこの子が大きくなること、寝不足でお母さんを苦しめ続けることよ。」
成功を願っております。
最後までお読み頂き、有難うございました。
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