もっと気楽に生きよう!

Kota's Blog

健康

脂肪肝は肝臓の数値を確認!原因はお酒?

2017-11-23

脂肪肝?って言われたけど、脂肪肝って何?

 

昨年、健康診断で血液検査を受けて、『γ-GTP(ガンマ・ジーティーピー)』の数値が高く、再検査と言われた。

怖くなって病院で再検査を受け、『脂肪肝』と言われた。

初めて聞いた時、『脂肪肝?』と頭の中が『???』。先生より脂肪肝の説明を受け、なるほど~。

今はまだ大丈夫だけど、『脂肪肝肝炎 ⇒ 肝硬変 ⇒ 肝臓がん』へ進行する可能性がある。またほかの生活習慣病のリスクも高めると言われ、ビックリ!

それから気にはしているが、特に症状がないのでこれといったことは何もせず、今年も健康診断を受けた。

結果、『γ-GTP(ガンマ・ジーティーピー)』の数値が上がってた!!

マジか!これから気をつけようと思い、色々と調べました。

現在、日本人の4人に1人が『脂肪肝』と言われている。少し前までは、お酒を飲む人に多かったようだが、最近では私のようにお酒を飲まない人や若い女性に増加しているようです。

因みに、私はお酒はあまり飲まないが、ごはんや揚げ物が好きで、スナック菓子や炭酸飲料を良く飲んでいた。これが原因らしい。

脂肪肝についてお話します。

 

<スポンサーリンク>

 

1.脂肪肝とは

脂肪肝とは、肝臓に30%以上の中性脂肪が溜まった状態をいいます。よく肝臓が『フォアグラ状態』といわれたりします。

フォアグラといえば、ガチョウやアヒルなどにいっぱい餌を与え、肝臓を肥大させたもの。世界の三大珍味として有名な高級食材。高級食材と同じ状態と言われても、嬉しくないですね。

       

 《世界の三大珍味のフォアグラ》

肝臓は、食事などから得た糖質や脂質から、エネルギー源となる中性脂肪やコレステロールを作ります。また脂肪を蓄える機能もあり、通常3~5%の中性脂肪を蓄えている。

が、糖質や脂質の摂りすぎや運動不足で、消費出来なかった中性脂肪が肝臓にどんどん蓄積され、30%以上となり『脂肪肝』へと進行します。

 

2.肝機能の数値を確認

健康診断で確認出来る肝機能の検査項目は、①GOT、②GPT、③ALP、④γ-GTPの4つ。

① GOT(ジーオーティー)
細胞内で作られる酵素。体内でアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要な役割をする。

基準値は30で、30を超えると異常値となる。何らかの原因で肝細胞が破壊され、血液中にGOTが漏れ出したと考えられる。

GOTの数値が高い場合は、肝臓以外の病気の可能性もあるので、GPTという数値も一緒に確認します。

 

② GPT(ジーピーティー)
細胞内で作られる酵素で、主に肝細胞内に存在する。GOT同様、体内でアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要な役割をする。

GOT同様、基準値は30で、30を超えると異常値となる。

何らかの原因で肝細胞が破壊され、血液中にGOTが漏れ出したと考えられる。

数値が高いときは、肝臓に障害があると言える。

 

③ ALP(アルカリホスファターゼ)
肝臓や腎臓などで体のいろんな細胞で作られる酵素。乳製品やレバーなどに多く含まれるリン酸化合物を分解する。

基準値は※115から359で、数値が上がった場合、肝障害により肝臓内の胆汁の流れが悪くなり、また胆管に胆石が詰まり、胆汁中に存在するALPが血液中に漏れ出したと考えられる。
※測定方法により基準値が異なる。

④ γ-GTP(ガンマ・ジーティーピー)
肝臓や腎臓で作られる酵素。肝臓では肝細胞や胆管細胞に、胆汁中にも存在する。たんぱく質を分解・合成する役割。

基準値は50で、数値が上がる場合は、お酒の飲みすぎ、肥満などでγ-GTPが多く作られ、血液中に漏れ出したと考えられる。

また何かの異常で肝機能が低下し、肝臓内の胆汁の流れが悪くなり、また胆管に胆石が詰まり、胆管細胞が破壊されると細胞内や胆汁のγ-GTPが血液中に漏れ出し、数値が上がる。

・GOT < GPTの場合、脂肪肝や慢性肝炎の可能性がある。

・GOT > GPTの場合、肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎、心筋梗塞の可能性がある。

 

 

3.脂肪肝の原因

① お酒の飲みすぎ

② 食べすぎ(特に糖質の摂り過ぎ)や肥満

③ 運動不足

④ ストレス

以上が主な原因になります。

大別すると、『アルコール性脂肪肝』『非アルコール性脂肪肝』に分かれる。

『アルコール性脂肪肝』はお酒の飲み過ぎが原因で、『非アルコール性脂肪肝』は食べ過ぎ、肥満、糖尿病、薬が原因になります。

要注意は『非アルコール性脂肪肝』。『非アルコール性脂肪肝炎(NASH/ナッシュ)』へと進行。

『非アルコール性脂肪肝炎(NASH/ナッシュ)』は放っておくと、肝硬変、肝臓がんへと進行する可能性がある。

また無理なダイエットが原因の『低栄養性脂肪肝』、ある種の薬が原因の『薬物性脂肪肝』もあります。

 

4.脂肪肝の症状

肝臓は沈黙の臓器と言われるように、脂肪肝は痛みなどの自覚症状がないが、血行が悪くなり、全身の細胞に酸素や栄養分が行き難くなり、疲れやすい、肩こりなどの症状が出ることもある。

 

5.脂肪肝の改善方法は

① 食生活の改善

お酒をたくさん飲む人は、禁酒もしくはお酒を適量に控える。

例えば、ビールであれば500ml、ワインであれば2杯(200ml)、日本酒であれば1合など。

食べ過ぎや肥満が原因だと考えられる人は、脂質や糖質の摂り過ぎに注意。

例えば、揚げ物等の脂っこいもの、果物、ごはん、パン、麺類などは量を減らしていきましょう。

また体内の脂肪は夜間が作られやすいので、寝る前に食べ過ぎることも控えましょう。

血糖値が上がると、血糖値を下げるインスリン(ホルモン)が大量に分泌されるため、血糖値を急激に上げない。そのためには、食べる順番も大事。

例えば、野菜 ⇒ 肉や魚(たんぱく質) ⇒ ごはん(炭水化物)の順番だと血糖値が上がることを抑え、インスリンの分泌が抑えられる。

② 適度な運動

脂肪を燃焼させるため、筋肉をつけることが大事。有酸素運動が効果的。

例えば、ウォーキングや水泳、サイクリングなど、時間で言えば30分以上の運動量は効果があります。

忙しいときは、一駅前から歩く、なるべく階段を使うなど1日1万歩歩いたり、30分以上ウォーキングするなど、無理をしない程度で実施していきましょう。

 

いかがでしょうか。『脂肪肝』って意外と怖い病気でしょ!?

血液検査等で発見されたら、早めに医師に相談し、脂肪肝を改善しましょう。

 

最後までお読みいただき、有難うございました。

 

<スポンサーリンク>

 

-健康

Copyright© Kota's Blog , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.