『やった~!念願のマイホームだ~!』~第1話~
ここからは、今までご紹介してきた内容をK氏家族ご主人様の回想録風になります。
実際の経験も含めた具体的な内容になりますので、初めて家を購入するご家族には事前に読んでいただきたい内容です。
K氏家族には2人の子供がいますが、子供たちの成長を考えると今の住まいが手狭に感じていました。
来年から上の男の子が小学生に、下の女の子が幼稚園に通うことになる、このタイミングで家の購入をご主人様と奥様で話し合っていた。
両親にも相談した結果、新築建売住宅を購入することに決めた。
2ヶ月後、希望の物件が見つかったが、別の方に契約されてしまうなど、思うように進まなかったときもあった。
あまりのショックで一時中断を考えたときもあった。
でも、家族の幸せのため、ご主人様、奥様、子供たち、皆で乗りえた。
そして、念願のマイホームを購入した。
この回想録は、全4話中の1話目になります。
K氏家族が新築建売住宅に決めた経緯、そして不動産業者を決めて、初めて物件を見学に行くことまでが今回の内容になります。
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1.モデルのK氏家族の紹介
私の家族を紹介します。
私は38歳の会社員、中小企業のサラリーマン。
今年4月に総務部の課長に昇進。年収は600万円。
趣味は野球、学生時代の仲間と野球チームを作り、1ヶ月に2回ほど早朝野球で集まる。
妻は34歳の専業主婦。
趣味はお菓子作り。月に2回、ママ友と料理教室でお菓子作りを楽しんでいる。
子供は6歳の長男と3歳の長女の2人。
自己資金は500万円、それぞれの親から250万円ずつ援助してもらうので、合計1,000万円。
夫婦で話し合い、優先順位を以下の順番に決めた。
第1順位は環境。学校や公園、病院、スーパーが近くにあること。
第2順位は予算。自己資金と住宅ローンを合わせて3,300万円。
第3順位は駅近。駅から徒歩15分以内。
第4順位は白い洋風の外観で、間取りは4LDK。
2.新築建売住宅に決めた理由
家を購入するといっても、一戸建てかマンションか、新築か中古か、建売か注文住宅か、選択肢は色々あった。
私と妻、二人の希望を出し合い、話し合った結果は以下の通りです。
① 一戸建てかマンションか
2人とも一戸建てで意見は一致。
マンションは、駅から近いことや防犯面では一戸建てよりも優れているが、駐車場代や管理費が掛かる。
また妻がガーデニングを希望していることから庭が必要と考え、一戸建てに決めた。
② 新築か中古か
こちらも新築で意見が一致。
確かに、中古のほうが価格は安いので魅力的。
またリフォームが必要な場合、自分たちの希望のキッチンや好きなクロス(壁紙)などに変えることができる。
でも、リフォームすると結局、金額的には変わらないのかもしれない。
建物に何かあった場合に、建築会社に相談しやすいので安心できる。
また新築分譲住宅だと、同じ時期にまわりも引越して来るので、近所付き合いがしやすいと考え、新築に決めた。
③ 建売か注文住宅か
意見の相違はあったが、建売に決めた。
妻は対面キッチンや外観を自分の好きなようにしたいので注文住宅にしたいと言ったが、ネットで建売を検索すると、妻の希望は叶いそうなのでそこまで拘らなかった。
注文住宅は、土地を買って建物を建てるので、場合によっては建売よりも1割ぐらい費用が掛かる。
また建築会社も決めなければならないし、完成するまで時間が掛かる。
私はそこまで建物に拘りがなく、費用と時間を考え、建売に決めた。
3.不動産業者を決めた
約1ヶ月、妻と話し合い、また新築建売住宅を購入した友人の新居に遊びに行き話しを聞いたり、ネットで調べたりと、事前準備を充分に行った。
不動産業者は4社ほど回った。
お願いしようと決めたのは、希望エリアの駅近にある地元の業者と中堅の不動産業者の2社だった。
2社に決めた理由は、地元の不動産業者『A不動産』(以下、A不動産)は友人のオススメ。
地元の不動産業者は地主との繋がりが多いので、今後地主が売りに出す土地、いわゆる”未公開物件情報”を数多く持っている。
”未公開物件情報”とは一般に販売される前の情報であるから、どこにどんな家がどんな間取りで建つか、ほかの誰よりも先に知ることができるらしい。
もう1社の中堅の不動産業者『Bホーム』(以下、Bホーム)は、営業マン『Tさん』(以下、Tさん)は礼儀正しく、私と年齢が近く、気が合いそうだったから。
4.初めての物件の見学
早速今週末、Bホームと初めての物件の見学に行くことになった。
前日、妻と希望条件の確認をしていると、ふと気になることが頭をよぎる。
それは、子供たちだ。
前回は比較的すぐに終ったのでうるさくなかったが、明日は見学だから時間が掛かりそうだ。
大人しく待っていられるか、不安だった。
当日、初めての見学なので、少し緊張している。
不動産業者に行くと、Tさんと事務のお姉さんがお出迎えしてくれた。
席に通され待っていると、事務のお姉さんが、子供たちをキッズルームへ連れてってくれた。
子供たちが好きなアニメのDVDを見せてくれるそうで、子供たちは喜んでついて行った。
Tさんと希望条件の確認をして、希望に近い物件資料を見せてもらった。8件ほど資料を見たが、そのうち5件の物件を見学に行くことに決まった。
自分たちの考えている予算だと、希望大きさより少し狭いかもしれないと思った。
まずは1件目の物件に着いた。駅から徒歩10分の3LDKの物件。
建売住宅で全部で10棟の現場だった。同じくらいの世代がほぼ同時に住み始めることになると説明された。
なるほど、あとから自分たち家族だけが入居するよりは、暮らしやすいだろうと思った。
希望よりも狭かったが、対面キッチンは使いやすそうだと妻は気に入っていた。
2件目、3件目を見学したが、あまりピンと来なかった。
4件目の物件に到着。この物件は広い。
ただし、駅から徒歩20分の4LDKで、予算は希望に近かった。
LDKが18帖、隣に和室が6帖と希望の広さだ。
気になるのは、日当りだった。正直、良いとは言えなかった。
2階は6帖3部屋に水廻り。
2階の水廻りは考えたことがなかったが意外に使いやすそうだと思った。
5件目を見て会社に戻った。
お姉さんが、また子供たちを連れてい行ってくれた。
感想を聞かれ、私と妻、それぞれが思ったことを話した。
希望条件に、妻が気に入った対面キッチンと2階水廻りを加え、徒歩15分は変えず、2駅先までエリアを広げた。
また来週、物件を見学に行く約束して、本日は帰宅。子供たちはキッズルームがかなりのお気に入りのようだ。
家に帰り、妻と今日の感想を話し合った。
妻は対面キッチンが気に入ったようで絶対条件となった。水廻りは1階でも2階でも良いとのこと。
私はLDKの広さは18帖が希望、1階の部屋は和室で4.5帖以上、2階の主寝室は7帖以上と部屋の大きさの希望が具体的になった。
2人の共通の意見は、予算を3,500万円に伸ばすことだった。
それは、最初に持ってきてくれた8件中、選ばなかった3件は予算オーバーが理由だった。
念のために見返すと、予算を伸ばすことで希望に近づくと思ったからだった。
4.2回目の物件の見学
Bホームに着くと、Tさんとお姉さんがお出迎えしてくれた。
子供たちは真っ先にキッズルームへ向かった。
Tさんと私たちは席に着き、先週夫婦で話し合った希望条件を伝え、前回見に行かなかった3件を見学に行くことに。
1時間ほどなので、子供たちはそのまま好きなDVDを見るため、留守番させてもらうことに。
3件を見学して思ったことは、予算を伸ばして正解だと思った。
3件とも広い物件だった。ただし、第1順位の環境が希望ではなかったため、検討まで至らなかった。
以上、第1話になりますが、K氏家族は物件を見に行って、それぞれの意見を確認し、希望条件を変更したことが良かったと思います。
心配だった子供たちも、事務のお姉さんがキッズルームで遊んでくれるので、K氏夫婦は集中して、営業マンと話をすることが出来ている。
第2話は、A不動産のSさんから物件の紹介があり、見学に行くところから始まります。
まもなく2ヶ月が経とうとしているK氏家族。物件探しは始まったばかり。次回をお楽しみに。
最後までお読み頂き、有難うございました。
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